発売日
2008年11月29日
画像素子
有効画素数約2110万画素・36×24mmCMOS
処理エンジン
DIGIC 4
ISO感度
100〜6400(50〜25600)
シャッター
1/8000〜30秒・B
測光方式
評価測光,部分測光,スポット測光,中央部重点平均測光
露出モード
プログラム,シャッター優先AE,絞り優先AE,マニュアル
AF測距点
9点+アシスト6点(位相差AF)
連続撮影速度
3.9コマ/秒
動画機能
あり
ファインダー
視野率98%,倍率0.71倍
モニター
3.0型TFT式(92万ドット)・ライブビュー対応(コントラストAF可)
記録媒体
CFカード(UDMA対応)
サイズ
152(W)×113.5(H)×75(D)mm・810g(本体のみ)

さすがにフルサイズだけに大きく重くズッシリと感じる.大口径のレンズをつけたまま長時間首から掛けるのはちょっとしんどい.内蔵ストロボは積んでいないがフルサイズに対応したプリズムのためかペンタ部は高く大きい.外塗装は細かな梨地塗装だ.
 
モニターは大きく,屋外でも良く見える.MENUボタンなどは液晶横に配置されている.三脚使用を想定すれば液晶下より横位置の方がいい.
モードダイヤルはやや高く突出した感じだ.扱いやすいが逆にバックからの出し入れの際,いつの間にかダイヤルが回転していることがあった.この点についてはクレームが多かったようだ.サービスセンターでロック付きダイヤルへの改造を受けている.ただし有料.
 
ファインダー内表示の輝度が暗い感じがする.屋外で斜め後ろから光源(太陽光)が入るような状況では表示が見えなくなることがしばしばあった.カスタム機能でファインダー内表示の明るさを設定できるようになればいいのだが無理かな.
 
シャッターは半押しから全押しまでのクリック感はなくスムーズにシャッターが切れる.ただストロークについてはやや押し込む感じで押しにくい.この辺はユーザーの好みの問題だろう.ただ押し込むとき力が入ってしまい手ぶれの原因になる可能性がある.CONTAX RTSのフェザータッチのようなシャッターのほうが好きだ.
 
ミラーショックはやや大きく感じられる.逆にシャッター音は小さく,優しい音だ.ミラー動作やシャッター音など総合的な印象として(上手く表現できないが)トロンとした感じで,シャープさがないといった印象だ.
 
AFはちょっともたつくような感じがある.AFセンサーは3年前の先代5Dと同じもの(アルゴリズムは改善している模様)なので,その後出たEOSと比較すると遅く感じるのかもしれない.
またAFポイント9点というのは1Dシリーズと比較してあまりにも少ない.動体撮影では中途半端で結局中央点しか使っていない.
 
フォーカシングスクリーンについて,ピントの山が見えづらい.MFでの撮影では気になる点だ.純正でEg-Sスーパープレシジョンマットというスクリーンが用意されている.さらにネットでは1Dシリーズ用のフォーカシングスクリーンを5Dシリーズ用に加工したものが売られている.交換を検討中だ.
 
連写速度について3.9コマ/秒は他社フルサイズ機を比較すると見劣りするが,実際の撮影ではそれほど遅いとは感じない.もちろんもう少し速いことにこしたことはない.特に鳥の撮影では最低5コマ/秒は欲しいところだ.
 
ライブビューは屋外でもモニターは見やすく,やっと実用的なレベルになった感じだ.コントラストAFのライブモードを使用してみたが,やはり遅い.ただライブビュー(ミラーアップ)のままAFができ,そのままシャッターが切れるのはとても重宝するだろう.
 
画質について解像感はすばらしいものがある.さすが2000万画素.また高輝度に弱い印象をもったが「高輝度側・階調優先」を設定することで,ほとんど白トビも目立たなかった.
高感度についてはISO1600ぐらいまでは問題なく使える.個人的にはISO1000までを常用感度とし,それ以上はISO1600までは緊急用と考えている.
 
はじめはスナップに鳥撮影にと使っていたが,連写速度が遅く鳥撮影はAPS-Cサイズの7Dに譲り,時々スナップを撮る程度.その後スナップもm4/3に取って代わり防湿庫へ.やはり軽いシステムのほうがいい.5DmkIVの噂が出始めた頃,手放すことにした.