発売日
2012年7月
有効画像素子
約4600万画素(約1535万×3画素)・23.5×15.7mm FoveonX3(CMOS)
処理エンジン
デュアルTRUE II
レンズ
30mmF2.8(6群8枚)/35mm判換算45mm相当
絞り羽数 9枚
フィルター径 49mm
最短撮影距離
28cm
ISO感度
100〜6400
シャッター
1/2000〜30秒
測光方式
評価測光,中央重点平均測光,スポット測光
露出モード
プログラムAE,シャッター優先AE,絞り優先AE,マニュアル
AF測距点
9点(コントラストAF)
連続撮影速度
4コマ/秒(RAW・画像サイズHigh)・最大7コマ撮影
動画機能
あり
モニター
3.0型TFT式(92万ドット)
記録媒体
SD/SDHC/SDXCメモリーカード
サイズ
121.5(W)×66.7(H)×59.2(D)mm・355g(本体のみ)


DP2Merrill(左),DP1(右)
2008年DP1が発売された.DP1で撮った写真をはじめて見たときの鳥肌が立つほどの衝撃は今でも覚えている.それ以来Foveonセンサーの虜だ.しかし操作性ははっきり言って最悪.その後マイナーチェンジを繰り返し改善したとはいえ,さすがに記録画素数約460万画素のセンサーのまま.買い換えは控えてきた.最近は初代DP1を持ち出すことはほとんどなくなった.
 
2012年DP2Merrill,DP1Merrillが登場した.新センサーはやや大型化したAPS-Cサイズ.記録画素数は約1500万画素で最近のデジカメと比べても見劣りするものではない.それ以上に単純に数字では比べられないものがFoveonセンサーにはある.
 
専用レンズフード装着今までのマイナーチェンジでは外観は変わらなかったが,新センサー搭載によりMerrillは大きく変わった.全体的に大柄になり,レンズは右寄りのスタイルで沈胴式ではなくなった.前モデルも沈胴式とはいえ,完全にフラットになるわけではなかった.
 
大型化とボタン配置により前モデルよりホールディングは格段向上している.初代DP1もホールディングは悪くなかった.しかしMerrillを経験するとDP1は明らかにホールディングしにくい.Merrillは手に持ったとき,指位置も自然な感じで無理のないホールディングが可能だ.
 
ストロボは非搭載となった.なくても別に問題はないが,あればあったで便利なもの.ちょっと残念だ.代わりにコンパクトな外付けストロボがあるといいが,純正ではDPシリーズに似合うコンパクトなストロボは出ていない.
 
ボタン配置も大きく変わった.シャッターボタンと同軸のダイヤルが注目だ.一眼レフのシャッター付近のダイヤルと同じように操作でき,非常に使いやすい.
 
起動も速くなった.連写についてはDP1よりやや遅い感じがする.ただバッファーに余裕があれば書き込み中でも次の撮影が可能だ.DP1のときは書き込みが完了するまで一切の操作ができなかった.連写モードで1枚しか撮っていないのに書き込み中は次の撮影ができない.これにはイライラした.DP2Merrillになってから,このイライラから開放された.
 
AFは最新の機種と比較すると遅い.もっともこのカメラは風景撮影が中心となるだろう.その意味では許容範囲と言っていいかもしれない.ただスナップ撮影ではもう少しスピードアップして欲しい.
 
画質はさすがFoveonといった感じだ.固定単焦点レンズを採用しており,センサーともマッチングは全く問題なし.中央はもちろん隅々まで開放から問題なく使える.収差もほとんど見られない.
 
発色はDP1と比較すると落ち着いた感じ.ただ赤色についてはややマゼンダ傾向が見られた.これはFoveonの癖なのだろうか.DP1ほどではないがちょっと気になる.
 
電池も変更された.一番嬉しいのは自然放電が大幅に改善されている.初代DPでは写真も撮らすに置いていただけで数日でバッテリーがほぼゼロ.急な撮影の時など思わずバッテリー切れといった経験をしょっちゅうしていた.Merrillと新バッテリーの組み合わせで心配はなくなった.

ところでDP1の時から専用フードが格好悪い.DP2Merrillではさらに格好が悪くなった.もちろんフードとしては外側のフードと内側の遮光フレームの二重構造で理想的なものかもしれない.でも格好悪い.さらにフードをつけるとキャップができないのも変わっていない.
 
そこで早速ネットで検索.
DP1で使っていたYAMAのフードを探したが,DP2Merrill用のフードは製造していない.近いものとしてGプラナー45mm/F2用46mmフードがある.ただフィルターサイズが46mmであるため,49→46mmステップダウンリングを併用する必要がある.ケンコーにはなくマルミ光学が発売している.
 
ネックは価格か.ヤフオクで6000円なり.

もう一つAmazonでたまたま見つけたフード.メーカーは不明だ.さらにこのフードは前面からSIGMA純正付属のレンズキャップを付けることができる.たまたまなのか,そういった設計なのかは不明だが,結構便利だ.
 
Amazonで検索すると同じようなフードがいくつも出てくる.製造元は同じかもしれない.値段は1000円から2000円といったところ.
 
ただ両方とも純正のフードと比較して遮光効果はやや落ちるかも.でもデザイン重視,格好良くなければ…