発売日
2013年10月11日
画像素子
有効画素数約1628万画素・17.3×13.0mmLive MOS
処理エンジン
TruePic VII
ISO感度
100〜25600
シャッター
1/8000〜60秒・B(最大30分)
測光方式
評価測光,スポット測光(ハイライト/シャドー),中央部重点平均測光
測光範囲EV -2〜20
露出モード
AUTO,プログラム,シャッター優先AE,絞り優先AE,マニュアル
AF
コントラストAF(測距点81エリア)・像面位相差AF(測距点37エリア)
連続撮影速度
連写Hモード 10コマ/秒(AF・AE固定)
連写Lモード 6.5コマ/秒(AF追従)
最大撮影コマ数 RAW約50枚
動画機能
あり
ファインダー
内蔵EVF(236万ドット,倍率1.48倍:35mm判換算0.74倍),自動調光機能
モニター
3型液晶モニター(104万ドット,タッチパネル).可動式
手ぶれ補正
内蔵(センサーシフト式5軸手ぶれ補正)
最大有効補正範囲 4段
記録媒体
SDHC/SDXCカード(UHS-I対応),Eye-Fiカード対応
サイズ
130.4(W)×93.5(H)×63.1(D)mm
443g(本体のみ)・497g(バッテリー,メモリーカード含む)

E-5に変わる新しいOLYMPUSのフラッグシップ機.同時にフォーサーズシステムに引導を渡したカメラでもある.これでOLYMPUSから一眼レフは消滅することになる.
 
E-M1は一眼レフに匹敵するだけのポテンシャルを持ったカメラということになるが,実際使ってみると完成度は高く一眼レフと十分張り合うことができると感じた.E-P1以来OLYMPUSのミラーレスカメラは徐々に進歩してきた.(そのたびに新機種に買い換えさせられてきた.OLYMPUSが商売上手だったのか,自分がバカだったのか…)ここに来てやっと落ち着いてじっくり使えるカメラに出会った感じがする.
 
まず見た目の第一印象はE-M5より明らかに高級感がある.全体が梨地で,張り革部分もいわゆる革模様,斜線模様のビニール壁紙のようなE-M5(black)と比べ断然格好いい.ただ光沢のある黒いボタンやダイヤルはつや無しの方がいいと思う.
 
デザインはE-M5に続き,OM-Dシリーズとして一眼レフライクなスタイルだ.上部の三角屋根はE-M5より違和感がなくなった.大きさなどはほとんど変わっていないようだが,若干デザイン的にスリムになったのと,ボディ自体がやや大きくなり,バランスがよくなったせいだろう.ただペンタ部分があるとカメラバックからの出し入れするとき引っかかり邪魔.本当ならPenスタイルでEVF内蔵が理想なのだが….
 

左右の軍艦部の『なで肩』は治っていなかった.なぜ水平にしないのだろう.また軍艦部のモードダイヤルは背がやたら高く,デザインのバランスからもう少し低いほうがいい.
手前:E-M1,奥:E-M5
左上のドライブ/HDR/AFボタンおよびスイッチレバーはOMシリーズの巻き戻しノブを意識したデザイン.そこまで似せなくても….それにしてもあまりにもボタンが多すぎて分からなくなりそうだ.
 
やはり目立つのはグリップ.大きさ的には小さなボディにはこの程度のグリップがいいだろう.持ちやすさは抜群.実用面でみると正解だろう.個人的には取り外し可能なグリップにしてOM-1/2のようなデザインでもよかったと思う.もちろん外付けグリップはモードラ2のようなデザインで.
 
実際構えてみるとボディが横に伸び,ボタンの配置も変更したためホールディングはしやすくなった.特に背面の親指を置くスペースがグリップとともにホールディングを向上させている.
 
ボタン・ダイヤルは大きくなり,E-M5では小さなボタンを押し込む感じで操作しづらかったが,軽い力で押すことができストレスなく操作できる.慣れてくれば撮影中ファインダーから目を離さず操作できそうだ.
 
モードダイヤルにはロックがついた.これはありがたい.E-M5ではいつの間にか回ってモードが変わってしまうことがあった.さらにロックフリーにすることもできるので頻回にモードを変える人には便利だ.
 
シャッター周囲の2つのダイヤルはE-M5譲りだが,大きくなり断然操作しやすい.
 
十字キーは改善の余地がありそうだ.やや大きくなり,慣れればファインダーを覗きながら操作できるだろう.ただ十字キーの右外側は親指がかかる部分でやや盛り上がったデザインとなっている.そのため十字キーが埋もれる格好になり押しにくい.さらに個人的にはもう少し上の方に配置してくれればファインダーを覗きながら親指で操作しやすそうだ.
 
電源レバーはシャッターボタン近くに欲しかった.ミラーレスはバッテリーの消耗が早く,こまめに電源のon/offをする.シャッターボタン周辺にあれば右手のみでの操作で済む.
 
もう一つ,グリップ側のレンズマウントの横にある2つの前面ボタン.グリップを握っていると,いつの間にか指先が当たって押してしまう.結局このボタンの設定はOFFにした.
 
シャッターボタンは俄然よくなった.E-M5のカチッと押し込むのとは違い,無段階のストロークといった感じで個人的には好きだ.これだけでも買い換え理由に相当する.ただ個人的にはボタンの高さがまだちょっと低いかな.
 
EVFは大きく見やすい.さらに自動調光機能があり,明るすぎて目が疲れることも少なくなるだろう.EVFはOVFと違い,露出補正やAFエリアの拡大表示などができる.これになれてくるとOVFには戻れないかも.ただどうしても表示するまで少し時間がかかる.この点ではリアルなOVFには到底かなわない.表示タイムラグがあると高速の動体を撮影する際,フレームアウトしてしまうなど影響が大きくなる.