発売
1996年
型式
35mmAFコンパクトカメラ
レンズ
G-ROKKOR28mmF3.5(5群5枚)・沈胴式/AF
最短撮影距離
0.45m
シャッター
1/750〜4秒
測光方式
外部中央重点測光,スポット測光
露出モード
絞り優先AE
フラッシュ
内蔵 GN7(ISO100)・連動絞りF3.5
バッテリー
CR123A/DL123A・1個
サイズ
99(W)×59(H)×29.5(D)mm・185g

外装はチタンボディである.大きさは世界最小の高級コンパクトカメラであり,横幅は10cm以下,ほぼCONTAX Tと同じである.ホールディング感は良好で,とくに裏蓋に3本の線状の出っ張りがあり,ちょうど右親指が引っかかるようになっている.
 
電源を入れるとレンズ部分が迫り出してくる.レンズと弧型をした絞りレバーが一体となり,全体としては長方形のユニットとなっている.絞りは複数枚の羽根による調節ではなく,各絞り値に対応した円形孔板が順番に現れるルーレット式の完全円形絞りである.正円なので理想的な絞りとなるが,途中の絞り値は使用できない.

 
この弧型の絞りレバーは扱いにくい.この辺は完全円形絞りの採用による設計制限のためか,デザインのこだわりによるものか不明であるが,なぜこのような絞りレバーにしたか理解できない.また電動沈胴式のレンズ部分にあり絞り設定のたびに力が加わるため電動部分の故障に結びつかないか強度的にも不安である.多くのコンパクトカメラが採用しているように上面に絞りダイヤルを設置した方が良かったと思う.
 
シャッターボタンを半押しでレンズが迫り出し焦点を合わせた状態となる.そのまま押し込めばすぐシャッターが切れ,タイムラグが少なくすむ. CONTAX T2のもたもたAFと比較すると非常に軽快である.またAFのステップも約455ステップで高精度である.
 
操作系は機能選択ダイヤルと設定レバーの2つに集中している.その操作はシンプルで解りやすい.露出補正やISOマニュアル設定なども可能である.
またスポット測光や視度調節機能なども搭載するなど贅沢な作りである.ただバルブ撮影ができないのは残念だ.