発売
2011年2月18日
画像素子
有効画素数約1000万画素・1/1.63型CCD
レンズ
6〜24mmF1.8〜2.5(8群11枚)・35mm判換算28〜112mm相当
最短撮影距離
60cm(スーパーマクロ時1cm〜60cm;ズーム固定
ISO感度
100〜800(〜6400)
シャッター
1/2000〜60秒・B(最長16分)
測光方式
評価測光,中央重点平均,スポット測光
露出モード
プログラム,絞り優先,シャッタースピード優先,マニュアル
連続撮影速度
最速15コマ/秒(AE・AF固定,RAW8コマ)
動画機能
あり
手ぶれ補正機構
あり(CCDシフト式)
フラッシュ
内蔵
モニター
3型有機EL(61万ドット)
記憶媒体
SDメモリカード(SDHC/SDXC対応)
サイズ
110.6(W)×64.8(H)×42.3(D)mm・275g(電池・メモリーカード含む)

コンパクトデジカメは今までIXY DIGITAL,μ770を使ってきた.IXYは仕事で,μ770はプライベートでメモ代わりに使ってきた.やはり作品創りの撮影となると画質の点で満足できず,その後しばらくコンパクトデジカメは触手が伸びなかった.(ただしSIGMA DP1は別物だ.APS-CサイズのX3ダイレクトイメージセンサーの絵は素晴らしい.いまだに手放せないでいる.)

最近は1/1.6〜1/1.7型クラスのセンサーを搭載したコンパクトデジカメが賑やかだ.以前からCanonのGシリーズがあったが,無骨で気軽なスナップ写真には不向きに思えた.その後S95を発売.こちらはコンパクトでシンプルなデザインで好感が持てる.NikonはGシリーズに対抗してP7000を出してきた.PanasonicもLX5がある.そこにOLYMPUSが参入,XZ-1だ.

どの機種もセンサーなどのスペック的には大きな違いはなさそうだ.そこで注目なのがXZ-1のレンズ.焦点距離こそ35mm判換算で28-112mmと他機種と同じようなものだがF1.8-2.5と明るい.コンパクトデジカメではセンサーサイズが小さく,背景のボケが弱い.この明るいレンズなら背景のボケの大きい写真も可能だろう.

EVFが付けられるのもいい.デジタルPenのアクセサリーのVF-2が使える.新たな出費も必要なし.普段一眼を使っているとコンパクトデジカメを構えるときも自然と顔の前に持ってきて覗こうとしてしまう.またホールディングを安定させる点からもファインダーを覗くように構える方がいい.個人的にはやはりファインダーは必要だ.

レンズ基部のコントロールリングもいい.レンズの絞りリングを操作しているような感じで楽しくなってしまう.

購入後試し撮りもせず旅行に持って行った.操作性はデジタルPenに似通った点も多く,すぐ慣れた.ライブコントロールでほとんどの変更は対応できる.
コントロールリングについては気になる点は,ちょっと反応が鈍いような感じでいただけない.またこのリングはカスタマイズができない.また絞り優先では絞り値,プログラム優先ではISO感度の変更となる.ここは複数のプログラムを用意してリング操作で変更できるようにして欲しかった.(SonyのNEXの背景ぼかしコントロールのような)

ホールディングはコンパクトなため仕方ない部分もあるが,ボディは薄くやや不安定.ただ裏面ラバー部分の親指の引っかかりがよく,滑り落とすことはないだろう.できれば前面に小さなグリップを設けて欲しかった.

リチャードフラニエックXZ-1専用カスタムグリップ装着グリップについてはLinkIconオリエンタルホビーのリチャードフラニエックXZ-1専用カスタムグリップを購入した.質感は上々だが両面テープで着ける点が強度的に不安.またグリップ下辺はカメラ底面と一致しない.カメラボディの下方は緩やかな丸みをしており,グリップをカメラ底面に一致させるとグリップ下辺が浮いてしまう.グリップ側も曲面にしてカメラ底面と一致するようにして欲しかった.まあしばらくはこれで我慢.

レンズキャップもどうにかして欲しい.レンズが大きいため自動開閉のレンズバリアーは非搭載.かぶせ式のレンズキャップがついている.撮影のたびに外したり,着けたりするのは面倒だ.一部のユーザーはRicohの自動開閉レンズキャップLC-1に手を加えXZ-1に着けているようだ.純正もしくは用品メーカーから発売して欲しい.そう思っていたらLinkIconU.Nから自動開閉キャップが発売になった.RicohのLC-1を改造したもののようだ.ただ値段が送料込みで6000円以上とキャップとしては高価.しかしこれであの煩わしさから開放されるならと購入した.現在ネット販売のみ(U.N製品オンラインショップ)

これだけレンズに力を入れたのだからフィルターやフードを装着できるようにして欲しい.この点については今後レンズアダプタが発売になるそうだ.またオリエンタルホビーからレンズメイトXZ-1専用52mmアダプターも出ている.

AFについてはAFターゲットが大きめ.カスタマイズでピンポイントでのAFを可能にして欲しい.また遠景の撮影の時,ちょっとAFが迷ったり,ピントがあまいことがあった.原因はわからない.もうしばらく撮影して再現性があるか様子をみている.

画質については,その素晴らしさに驚いた.一眼と比較したらかなわないが,最近のコンパクトデジカメがこんなに画質がよくなっているとは思ってもいなかった.あるサイトで一眼レフにキットのズームレンズをつけ撮影した写真とならいい勝負と書いてあったが,うなずける.

気になるのは遠景.風景写真で遠景部分はシャープさに欠ける.さらに解像感も全くなし.ベタッといった感じ.これはセンサーサイズからくる限界なのだろうか.近景,中景は素晴らしい描写を呈しているだけにとっても残念だ.

高感度についてもISO400からザラザラ感が出現.基本的に高感度では使用しないし,レンズも明るいので不自由はない.もっともこれらは拡大して鑑賞した場合見える程度,結構がんばっていると思う.(でも気になってしまうけど…)

-May.2011

遠景の画質についてはディテールの描写が悪くベタッといった感じであるが,その原因の一つとしてノイズリダクションの影響がありそうだ.メーカーに問い合わせるとノイズリダクションに関する技術的内容は非公開とのこと.

しかし過去の写真を見直してみたがノイズリダクションだけでは説明できない部分もある.やはり小さなセンサーサイズではこれが限界なのだろうか.

-Jun.2011

自動開閉キャップがOLYMPUSから発売になった.4枚扉で左右対称のデザインでU.Nの3枚扉のものより格好がいい.さらにU.Nは取り付けにネジ締めが必要であったが,純正品は単にねじ込み式となった.しっかりねじ込むと左右対称の位置になるように調節されているようだ.(その後U.N製のキャップもねじ込み式になったようだ.)