1985年minoltaから本格的なAF一眼レフシステムα-7000が発売された.その後NikonがAF化へ.1987年CanonもAFシステムを発売する.Nikonと違いCanonは従来機と互換性のない新マウントEFマウントを採用したEOSシステムを展開した.
 
当初AFに対し懐疑的な印象があり,しばらく様子見としていた(当初はお気に入りの500mmのAFレンズも発売されていなかったのも影響した).その後EF500mmF4.5Lが発売となり,T90からEOSシステムに移行した.

 

EOS5

発売
1992年
型式
SLR(AF,モータードライブ内蔵)
シャッター
1/8000〜30秒・B(電子式)
測光方式
評価測光,中央重点平均測光,スポット測光
露出モード
シャッタースピード優先AE,絞り優先AE,プログラムAE,マニュアル
AF測距点
5点
連続撮影速度
5コマ/秒
フラッシュ
内蔵・GN13〜17(ISO100)
バッテリー
2CR5・1個
サイズ
154(W)×121(H)×74(D)mm・675g

初めてのEOSシリーズはEOS5からだ.世界初の視線入力AFが売りだった.初めは面白がって使っていたが,反応速度など鳥の撮影には不向きで,すぐに使わなくなった.実際その後この機能を搭載したカメラが続かなかったことから,世間からの評判もいまいちであったのだろう.
 
スペック的には可もなく不可もなく,ただデザイン的には好きになれなかった.EOSシリーズはT-90のデザインを踏襲している.EOS5はそこへフラッシュを内蔵してしまった.T-90のデザインはもともと完成されたもので,後から余計なものを付けたらデザインが崩壊してしまう.残念だ.
 
その後数年でEOS-1N購入とともに出番が減り,さらにこの後故障し,処分した.

EOS-1N DP

発売
1994年
型式
SLR(AF,モータードライブ内蔵)
シャッター
1/8000〜30秒・B(電子式)
測光方式
評価測光,部分測光,中央重点平均測光,スポット測光
露出モード
シャッタースピード優先AE,絞り優先AE,プログラムAE,マニュアル
AF測距点
5点
連続撮影速度
3コマ/秒
バッテリー
2CR5・1個または単3形アルカリマンガン/Ni-Cd・4本(併用も可)
サイズ
161(W)×140(H)×74(D)mm・1085g

EOS-1Nにはバッテリーグリップの違いでボディ単体のほかDP,HSと3タイプがある.DPは連続撮影速度が約3コマ/秒までだがリチウム電池と単3形乾電池が併用できる.HSは電源が強化されDPより重くなるが約6コマ/秒の連続撮影が可能だ.ボディ単体でも3コマ/秒の連続撮影はできるが,300mmF2.8クラスのレンズをつけた場合,バランスや縦位置のホールディングからやはりグリップをつけた方がよい.一方すこしでも軽量にしたい.結局,中間のDPを選んだ.
 
非常にバランスのいい機種で長い間相棒として活躍してくれた.2000年に入るとデジ一眼がハイアマチュア向けに発売になるが,初期のものの画質はいまいちボンヤリした印象であった.今考えるとローパスフィルタが強かったのだろう.しばらくフィルムカメラを使い続けることになる.もっともこの頃のデジ一眼は高価で手が出なかった.結局T-90の次に長く使ったと思う.
 
その後デジ一眼(EOS 20D)を購入することになるが,当初はEOS-1Nも併用して使用していた.現在はデジタルでの撮影ばかりでほとんど出番がなく,結局売却した.