概要

今年もきましたカメラオタクの祭典.正直今年のCP+は大型新製品の発表は少なく,さらに個人的に気になるものも少なかった.それでも年に1度のお祭り,サプライズを期待して,結局今年も横浜まで出陣です.

 

今までのポスターは指でフレームを作り『写真』を意識させるものであったが,今回のポスターは今までと雰囲気が違う.女性やfamilyを意識した感じだ.家族連れなどの新規来場者に期待しているようだ.今回出展社数も前年比11社減の121社,カメラ市場の低迷もあり,業界としてはカメラ好きオヤジ・オタクからカメラ女子,そしてファミリー層などのさらなる新たなユーザーの開拓に躍起のようだ.
 
会期 2017年2月23日〜26日
会場 パシフィコ横浜
主催 一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)
協賛 一般社団法人日本写真映像用品工業会
出展社数 121社(前年比11社減)

OLYMPUS

PROレンズ群

フラッグシップのE-M1mkIIが発売され,E-M5mkII,E-M10mkII,そしてPEN-F,E-PL8とラインナップも一揃いし,今回はカメラの新製品発表はなし.個人的にはE-PMシリーズの復活やAIRの後継機を期待していたのだが残念だ.
 
レンズはPROシリーズの開発発表していたものはすべて発売となり,こちらも一服感がある.ユーザーとしては次の展開に期待するところだ.こちらも新製品発表はなし.
 
今回OLYMPUSは体験型展示に力を入れていた.しかしすでに製品を購入済みのユーザーには興味が湧かない.最低でも次のレンズのロードマップぐらいは発表して欲しかった. 

Canon

EOS M6

Canonもミラーレスに力を入れてきたようだ.EOS M5が出たばかりなのにM6を発表.ナンバーからはM5の上級機となるが,M3の後継機のようだ.M5,M6,M10(二桁)の順となり一眼レフのナンバーリングに近づいた.気が早いが後継機はmarkII…となるのだろうか.当然M1(仮称)も気になるところだ.
 

M6を手にとっての第一印象は軽い.ちょっと軽すぎではないか?逆にホールディングが不安定にならないか心配だ.
売りはM5同様DPCMOS.AFスピードはスナップには十分だが,動体撮影となるとまだまだといった印象がある.この点についてはOLYMPUSやSONYのほうが一日の長があるようだ.

 
それにしてもデザインがな〜.全く面白みがない.昔CanonはT90のような冒険的なデザインや初代IXYのような洗練されたカメラを出したりもしてきたが,ここ最近Canonは保守的.尖ったものもなく保守的なデザインは見方を変えれば万人向けとも言える.冒険より確実にシェア拡大ということだろう.
 
一眼レフではエントリークラスの新製品が登場.興味はないのでスルーした.
レンズも特に気になる新製品はなし.

SIGMA

毎年CP+直前にサプライズを用意しているSIGMAだが,今年もレンズが一挙に4本も出ました.
14mm F1.8 DG HSM Art,135mm F1.8 DG HSM Art,24-70mm F2.8 DG OS HSM Art,100-400mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryの4本.
 

 100-400mm F5-6.3 DG

一番興味があるのは100-400mm.最近バードウォッチングではm4/3を使用する機会が増え,軽量機材の恩恵を感じている.ただミラーレスではまだまだなところもあり,一眼レフは手放せない.Canon純正のEF100-400mm Lもいいが,もうちょっと軽いとなと思うこの頃である.
 
今回発表のSIGMA100-400mmはまさにそんな要望を実現したようなレンズだ.しかし実際手にしてみると思ったほど軽くはなかった.EF100-400mm Lからの買い換え対象にはならないかな.
 
DP/dpシリーズもそろそろリニューアルの時期か?Quattroが発表されたときはコンセプトモデルで市販モデルはもっとコンパクトなものになると思っていたが,そのままのデザインで発売された.これはこれで面白いのだが,やはりスナップに持ち歩くとなるとコンパクトなカメラのほうがいい.画質・性能重視で大きさ度外視もいいが,コンパクトさも製品としては重要なファクターだと思う.そろそろコンパクトな製品作りに取りかかって欲しい.

SONY

CP+ではカメラの発表はしないようだ.α7シリーズもそろそろ一新かなと思うのだが,もう少しお預けのようだ.
 

FE 100mmF2.8 STF GM OSS

噂のFE 100mmF2.8 STF GM OSSが発表された.アポダイゼーションフィルターによる柔らかく滑らかなボケが得られるレンズである.AマウントのSTFレンズはマニュアルフォーカスであったが,こちらはAFレンズとなっている.
 
レンズ口径としての明るさはF2.8であるが,アポダイゼーションフィルターにより実際の明るさ(露出の明るさ)はF5.6となる.レンズ鏡筒の絞りリングもF5.6から始まっている.明るさはF5.6で,被写界深度はF2.8となる.頭が混乱しそうだ.
 
実際の写真を見ると…(下手な作例ですいません.)
背部の光源ボケを見るとギラギラした固いボケではなく,輪郭は柔らかく年輪模様も見られない.さらに口径食も見られない.ただこのボケだけに18万円出すのは….

FUJIFILM


GFX 50sは今年のCP+の目玉といってもいいだろう.中判フォーマット(43.8×32.9mm)のミラーレス機としてはHASSELBLADのX1Dに続く2機目.それにしても人気は凄くタッチ&トライは40分待ち.並んで待つのが嫌いな性分,もちろんスルー.日を改めてFujiのショールームに行けばいい.
 
ところでGFX 50sはミラーレスなのでフランジバックは短く,マウントアダプタでオールドレンズも楽しめる.
 
ネット情報によるとFotodioxから35mm判フルサイズレンズ用マウントアダプターが発売されているようだ.多くの50mm,85mm以上のレンズは中判のイメージサークルをカバーしているそうだ.ただ周辺の解像度は悪いと思われる.
 
GFX 50sには複数のフォーマットが用意されている.1:1を選択すれば32.9×32.9mmとなり35mm判フルサイズ対応レンズも使え,周辺解像度も大丈夫だろう.
 
Figは青い□が35mm判フルサイズ(36×24mm),
黒い□がGFX4:3フォーマット(44×33mm),
赤い□がGFX1:1フォーマット(33×33mm).
赤い□の四隅(赤塗りつぶし)が少しかけてしまう.この程度なら大丈夫じゃないかな…?(だったら初めっから35mmフルサイズの一眼レフを使えと突っ込まないでね)
 
好調なチェキ,Leicaブランドでカメラを出したのにはビックリしたが,Photokina2016で発表されたinstaxSQUAREの写真が展示してあった.instax miniは小さすぎ,WIDEはカメラも規格も中途半端な印象.特にWIDE規格は規格自体がこのまま続くか疑問に感じ購入には踏み切れないでいた.SQUREはinstax miniとinstaxWIDEの中間に位置づけられる.ちょっと大きめなSQUAREはPolaroidに近く結構いい感じ.お遊びカメラとして購入リスト入り.早くカメラが見たい.

Panasonic

LUMIX G VARIO 100-300mm F4-5.6IIGH5が発売された.動画に力を入れているようだが,動画は撮らない自分には興味が湧かない.
 
一番見たかったphotokinaで発表されたLEICA銘の新レンズ.特に50-200mmはスナップ用望遠レンズとして目を付けている.しかし今回展示もなかった.photokinaでは展示したのに日本のCP+ではしないなんて,日本メーカーのくせに!と言いたい.いやいやLeica銘のレンズなのでphotokinaで展示しましたということなのか.だからPanasonicは好きになれない.
 
レンズのリニューアルも発表された.気になっていたのがLUMIX G VARIO 100-300mm F4-5.6II PowerO.I.S..鳥撮影がメインではない散策や低山登山の時,ちょっとバッグに入れておける小型の300mmズームが欲しい.このLUMIX100-300mmが光学系も見直して高画質になっていればOLYMPUSの75-300mm IIの買い換えを検討していたが,残念ながら光学系はそのままらしい.

Nikon

創立100周年のNikonはお祭り騒ぎかと思いきや,業績が予想以上に悪く,その影響もあり高級コンパクトカメラシリーズのDLの発売を中止したとのニュースが直前に発表された.さらにCP+での新製品発表や開発発表もなく,寂しい限りだ.

 
一応100周年記念モデルと称して記念ロゴをプリントしたカメラ・レンズを用意しているようだが,100周年なのにこんなものでお茶を濁すなんて,結構やばいのかな.

RICHO・PENTAX

何といってもPentax KPが話題の中心だ.ただ個人的にはPentaxには昔から興味がない.あくまで好みの問題.今回のKPについてもスペックなど個人的には興味がない.
 
ただブースがすいていたのでちょっこタッチ.前面・上面合わせて3つの電子ダイヤル.これなら絞り優先測光で絞り,露出補正,ISO感度を割り当てることができる.結構便利そう.さらに縦方向になった前面ダイヤルもそれほど違和感なく使えた.今後他社も3ダイヤルが主流になる予感.
 
ところでPentaxは以前から突然デザインで冒険する.でも長続きしない印象がある.このKPも今までも一眼レフとはデザインが違うが,今後のカメラに引き継がれるのだろうか.あまりころころ変わるのも感心しませんね.
さらにペンタ部分のPENTAXのロゴも品がない.自己主張しすぎ.LXの頃のロゴが好きなんだけど….まあ好みの問題だけど.
 
レンズではフルサイズ対応のD FA★50mm F1.4が参考出品していた.デカイの一言.
 
コンパクトではGRシリーズがそろそろ後継機が出る時期だが,音沙汰なし.スタッフに聞くと開発中ですと答え.期待してもう少し待ってみよう.
 
そういえばミラーレスも放置状態ですね.スタッフが現行のQ-S1は生産終了したとポロリ.市場に出回っている製品のみだそうだ.後継機については未定.と言うことはQシリーズはこのままフェードアウト?

TAMRON

SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD(A030)は商品名に変更はなくマイナーチェンジ.旧モデルは以前使用していたが,外観はリニューアルして品のない金リングがタングステンシルバーのリングに変更され高級感が出た.旧モデルはこの金リングがいやでいやで仕方がなかった.

光学系に変更はない.AFと手ぶれ補正が改良された.AFは旧モデルと比較して早くなった印象はない.実際新旧2モデル並べて比較してみないとわからない程度と言うことだろう.ただAFも手ぶれ補正も動作音は静かになったように感じた.
 
SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2(A025)は旧モデルから光学系を見直し,手ぶれ補正機構・AFの強化,テレコンバーター対応など変更したモデル.もちろん外観デザインも変更された.

10-24mm F3.5-4.5 Di II VC HLD(B023)は光学系を見直し,手ぶれ補正機構搭載,新しく開発されたHLD駆動など先代とは全く別物だ.デザインもTamronの新レンズのものに統一された.でもなんかSIGMAのレンズっぽいデザインになった.
 
この2本は購入予定もなくあんまり興味もなかったので遠目で見ただけでスルー
 
今回タムロンはリニューアルばかり,SIGMAのような尖った製品を先んじて作るような気迫が感じられない.もうちょっと頑張って欲しいな.
 
ところでリニューアルレンズにはルミナスゴールドのブランドリングが有るものと無いものがある.会場のスタッフに聞いたが有る無しについては特に意味はないとのこと.何らかの意味があるかと思っていたが….こういった一貫性のないところもタムロンのデザイナーって中途半端な感じなんだよなと感じてしまう.
 
今回Tamronのコーポレートロゴも変更された.新しいSPレンズではすでに変更済みであったが,これでメーカーとしても統一されたことになる.やや細めのフォントになり,字間もやや空いて間抜けな感じ.個人的には前のデザインが好き.

KenkoTokina

XP 14mm F2.4,XP 85mm F1.2

SAMYANGのXP 85mm F1.2,XP 14mm F2.4の展示があった.特に85mmはデカイ,さすがF1.2ですね.ただマニュアルフォーカス.F1.2の薄い被写界深度でピントを合わせるのは厳しいかも.マウントアダプターを介してミラーレス機につけ拡大表示でピントを合わせればどうにかなりそうだ.

隣にあったAF 50mm F1.4 FEもなかなか期待できそうだ.AFは早くはないがそこそこ.だたAFの動きがあまり滑らかではない.ちょっとガタガタ動くように感じた.気のせいかな?
 

Trioplan 100 f2.8

ケンコープロフェッショナルイメージングのブースではMeyerOptikGörlitzのTrioplan 100 f2.8を参考出品.20万円前後になるだろうとのこと.
 
スカイメモT天体写真関連ではポータブル赤道儀が2機種.タイムプラス赤道儀とスカイメモT.どちらも発売はまだのようだ.

COSINA

NOKTON40mm F1.2 Aspherical

VoigtländerブランドからSonyEマウントのレンズが3本.
NOKTON40mm F1.2 AsphericalはF1.2と明るい割りにはコンパクトなレンズにまとまっている.バランス的にα7シリーズのボディとピッタリ.さすがに開放では若干ソフトな描写.
 

MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 AsphericalNOKTON classic 35mm F1.4

MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Asphericalは開放からキッリとシャープ.デモ機のヘリコイドはやや固かったのが気になったが最終製品では改善されることを期待したい.
 
NOKTON classic 35mm F1.4はVMマウントの35mm F1.4がベースらしいがデモ機がなかった.
 

興和光学

 

 
m4/3用PROMINAR 90mm F2.5 Macroが展示.90mmにしては大柄.インナーフォーカスとのこと.製品化までには外観等変更があるかもと言っていた.ちょっと興味津々だが,FF換算180mmのマクロレンズとなると虫などを撮るのに使いたいが,個人的にはMFでは厳しいかも.

LAOWA



LAOWAは中国メーカーのブランド.昨年の15mm F4 wide angle macroという超広角マクロにはビックリした.今回15mm F2.0 SonyEマウント.花形フードは外せてフィルターが付けられるようだ.
 
もう一本は接写専用レンズ.倍率は2.5倍から5倍.最終的にはLEDのリングライトが付く予定だそうだ.

60mm F2.8 Macroは外観変更と言っていた.

さらにSonyαボディーに一眼レフレンズを付けるチルトシフトマウントアダプターを参考出品していた.ボディーもレンズもフルサイズなのでシフトするとイメージサークルからはみだしてしまう.そこでイメージサークルを拡大する補正レンズが入っている.なかなか面白そうだ.

Hasselblad

今回小さくはあったが,独自のブースを立ち上げていた.X1D-50cは非常にコンパクトな中判ミラーレス.センサーはPentax 645ZやFuji GFXと同等と思われる.どうしてもGFXと比較されると思うが,X1Dはフォーカルプレーンシャッターを搭載していない.レンズシャッターで露出を制御するため,使えるレンズは制限される.マウントアダプターでオールドレンズを付け遊ぶことは基本できない.でも…
兎に角格好いい.物欲MAXである.ただ先立つものがない.

DxO

たぶん今回初の出展かな?.いよいよDxO ONEが日本で発売かと期待していったが,ソフトの展示であった.スタッフにそれとなくカメラ出さないのと聞くと,僕もとっとと出せばいいのにと思ってますとの返事.DxO ONEの国内発売の予定は現時点では全くないらしい.

銀一

ついに国内でのReallyRightStuffの取り扱いが始まる.代理店は銀一.やったね!でも高そう.それにRRSの全モデルではない.今一番気になっているRRSの三脚TFC-14は入っていなかった.
 
ところでRRSの三脚はSeries1〜4まである.Series1のTQC-14を触ってみたが,GITZOの1型より太く感じた.むしろ2型に近いのではないだろうか.GITZOのシリーズナンバーとは違うのは注意が必要だ.
  
カメラバックではPeakDesignがいいですね.バックパック格好いいのですが,2気室タイプが欲しいのでちょっとダメでした.はじめは興味なかったトートバッグタイプのEvertday TOTE,ちょっと欲しくなりました.ちょっとした普段使いのバックとしていいですね.普段でもカメラを持ち歩きたいので,これありかも.

HAKUBA

いつの間にかBLACKRAPIDはハクバが代理店になったようです.スタッフから手持ちのバックパックに取り付けられるストラップ,バックパックブリーズの説明を受けた.これいい.帰宅後ヨドバシ.comでポチ.