フォトキナと並ぶ世界的なフォトイベント.CanonやPENTAXが不参加ではあるが,やはり腐っても鯛,不景気でもアメリカ,北米市場の重要性は変わらず,欧州や日本,韓国など多くのメーカーが新製品を出してくる.
現地には行けないがネットでバーチャルに楽しもう.

Sony
噂通りミラーレス機を発表.ただしモックアップで発売は2010年中とだけ.
このミラーレス機の最初の印象はあまり面白くのないデザインといったところだろうか.すでにO社のE-P1/2,P社のGF1が発売されておりデザイン的には新鮮さはない.もっともモックアップなので今後製品化に向けてどう変わるか楽しみだ.

スペック的にMFTとの違いはセンサーサイズがAPS-Cサイズということ.また動画に力を入れているようだ.大きさはよくわからないがレンズを見るとやはりMFTよりやや大きいようだ.センサーサイズで画質重視とするか,レンズやアクセサリーなどを含めたコンパクトさを選ぶかで購入を考えることになりそうだ.

αシリーズのデジ一眼レフも2機種開発を発表した.レンズはDistagon T* 24mm F2 ZA SSMを2010年内発売,また以前からイベントのたびに超望遠レンズのモックアップを展示してきたが,そのスペックは500mm F4 Gレンズと判明した.

SIGMA
今回5本の新レンズを発表した.
1.APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
4段分の手ぶれ補正機構(OS)が搭載された.光学系も新設計だ.特に新しい低分散ガラスFLDを採用している.
APS-Cサイズセンサーのカメラ用にフード長を延長するアダプターが付属するのは親切だ.他社も見習って欲しい.
残念なのは最短撮影距離が140cmになってしまったことだ.

2.85mmのF1.4 EX DG HSM
50mmF1.4 EX DG HSMに続く大口径単焦点レンズだ.個人的には今回のレンズの中で一番の注目だ.スペック的には他社の大口径85mmレンズと比較して遜色ないものだ.さらに50mmレンズから推測するに低価格での提供となるだろう.
またAPS-Cサイズセンサーのカメラ用フードアダプターも用意されている.

3.APO 50-500 mm F4.5-6.3 DG OS HSM
現行レンズAPO 50-500mm F4-6.3EX DG HSMの後継機だ.望遠系にはAPO150-500mm F5-6.3 DG OS HSMもあり,Canon,NikonユーザーにはOS搭載の後者を使っている人が多いと思う.現行の2本は鳥見でもよく見かけ,結構ヒットしただろう.今回はその前者のアップグレードで4段分のOSを搭載した.大きく重くなりフィルター径も77mmから95mmとなった.一方開放絞りが50mm側でF4からF4.5と暗くなっている.ちょっとスペックダウンといった感じもする.そのためかネーミングからEXが消えている.今回のレンズは現行モデル2本の中間的な感じもする.今後ラインナップが整理されていくのだろうか.

現行モデルでもよく言われるのがズーム比だ.このレンズは望遠系レンズとして購入している人がほとんどだと思われる.50mmからのズームは必要ないだろう.できれば200(もしくは300)-500mmで絞りも F5.6固定のようなレンズをラインナップに加えて欲しいと思う.

4.8-16mm F4.5-5.6 DC HSM
12-24mm EX DGのAPS-C版.光学系は新ガラスFLD採用した新設計のようだ.

5.17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
18-50mmF2.8 EX DC MACRO HSMの後継機.EXとネーミングにあるが金リングはない?また新ガラスFLDを搭載し光学系は一新,一方最短撮影距離は28cmと伸びてしまった.
広角系レンズにOSは必要か疑問に思う.あれば便利であろうが,その分光学系が複雑になる.余計なレンズを入れるより画質優先にして欲しいと思う.

カメラも発表
1.SD15
センサー等の基本はSD14と変更なく14MP(記録画素数:RAW 約460万画素)である.大きなアップグレードは画像処理エンジンTRUE IIの搭載だ.現在他社一眼を見ると記録画素数で1000万画素はあたりまえ,エントリー機でも1500~1800万画素といった具合だ.センサーの方式が違うため単純比較はできないが,それでもちょっと見劣りがする.画素数競争をする必要はないが,それでも800~1000万画素は欲しい.もう少し頑張って欲しかった.気は早いがSD16に期待したい.

2.DP2s/DP1x
現行のDP2およびDP1のアップグレード機で,オートフォーカスの高速化がはかられるようだ.

Tokina
Tokinaといえば以前はTamron,SIGMAと3大レンズ専門メーカーであったが,デジタル化に遅れ最近は影が薄い感じだ.むしろSIGMAの頑張りが目立つのかもしれない.それでも時々面白いレンズを出してくる.
今回PMAでは35mm判フルサイズ対応の16-28mmレンズ「AT-X PRO SD 16-28mm F2.8 FX」を発表した.スペック的には特段面白味もないが,高ズーム比を争うのではなく無理のない設計で画質重視のレンズと思われる.こういった姿勢には好感が持てる.

SAMSUNG
ミラーレス一眼NX10のレンズのロードマップが発表された.すでに発売の30mm F2,18-55mm F3.5-5.6 OIS,50-200mm F4-5.6 OIS 以外のレンズは以下の通りだ.今回あまり魅力的なレンズはないようだ.

18-55mm F3.5-5.6 nonOIS(H1 2010)
20-50mm F3.5-5.6(H2 2010)
20mm F2.8(H2 2010)
18-200mm F3.5-6.3 OIS(TBD)
60mm Macro F2.8(TBD)

OLYMPUSはすでにE-PL1や2本の新レンズを発表済み,Nikonについては2月23日デジカメ新製品発表の噂がある.今のところPMA会場ではサプライズはないようだ.
(Canon,PENTAXは不参加)

-Feb.2010