父島の南西にある無人島.面積は約0.3km².父島は海底火山の噴火で形成されたのに対し南島は珊瑚等の石灰岩でできている.沈水カルスト地形やラピエなど独特な景観が見られる.

扇池
父島から小型船で南島へ向かう.南島に上陸するのは10数年ぶり,3回目.前回1年前は海が少し荒れていて上陸できず.今回は天候にも恵まれ海も凪ぎ状態.
上陸は船から直接着岸した上陸ポイントからと泳いで上陸する方法がある.また潮の干満の関係で上陸ポイントに近づけないこともあるそうだ.今回はこれらの条件をすべてクリアー.いつもの鮫池の上陸ポイントから無事上陸.

以前来たときは上陸後みんな好き勝手に島を散策した.カツオドリの巣の写真が撮りたくて,ガイドにいったら崖を登って行けば近くまでいけるよと教えてくれた.その後観光客も増え勝手に歩いたせいで植生に悪影響を与え,現在はガイドの案内のもと決まったコースを歩くことになっている.また1日あたりの上陸者数も100人までとなっている.

今回は島に一番乗り.足下には珊瑚の化石.横を向くと大きな岩の柱.これがラピエでしょうか.
珊瑚の化石ラピエ

まずは東側の高台へ.途中クサトベラの繁茂している.
高台からは父島が見える.千尋岩のよく見える.まさにハートロックだ.すぐ頭上をカツオドリが飛んでいく.この近くで繁殖しているのだろうか.観光客が来るたび警戒して飛んでいたのでは安心して子育ても出来ないだろうに.他にいい巣作り場所はなかったのだろうか.
千尋岩,通称ハートロッククサトベラ

ウミガメの足跡振り返れば扇池.白い砂浜がまぶしい.右奥には陰陽池.これがいわゆるドリーネ.砂浜には無数の線が見られる.ウミガメが産卵のため上陸してきた跡だ.

今度はその扇池へ下りていく.浜にはたくさんのウミガメの足跡.さらに小さな足跡も.ヤドカリの足跡だそうだ.
砂浜の奥には陰陽池があるのですが,今回は時間の関係でスルー.

砂浜の奥の方には無数の巻き貝の貝殻がある.ヒロベソカタマイマイ.貝殻ではなく半化石だ.1000年前の化石らしい.
ガイド(ノンちゃんて呼ばれていた女の子)が名前の由来を説明してくれた.裏側を見ると中心部分が少し凹んでいる.おへそのようだ.大きなおへそ→広いおへそ→ヒロベソ.このカタツムリの殻は非常に固いのでカタマイマイ.合わせるとヒロベソカタマイマイ.
砂浜の斜面の途中から半化石が出ているヒロベソカタマイマイ


南島は父島と雰囲気が違う.すぐ鼻の先なのに.地質的な違いということは分かるが,それだけでは説明がつかないような,全くの別世界.本当は1日中居たい気分だ.(本当に1日中居たら皮膚は真っ赤に火傷するけど)
海から扇池を望む


-Aug.2012