小笠原は東京都心から南約1000kmにある島嶼群.別名ボニンアイランド.無人島(ぶにんじま)が由来らしい.一度も大陸と陸続きになったことがない海洋島で生物では固有種が多い.東洋のガラパゴスともいわれる.

行政区では東京都に含まれる.人が住んでいるのは父島,母島のみ.(硫黄島,南鳥島には自衛隊が常駐しているが民間人の上陸は禁止)さらに日本の最南端の沖ノ鳥島,最東端の南鳥島も含まれる.

聟島は媒島(なこうどじま),嫁島などと聟島列島を形成し,小笠原諸島の最も北に位置する.面積は約2.5km²で無人島である.(現在アホウドリ繁殖地計画のためスタッフがテント生活している.)

2011年PAPAYAのケータ島ツアーに参加した.このツアーでは聟島に上陸することができる.ところで聟島をケータ島と呼ぶが,昔イギリス海軍が嫁島を王立協会副会長のケータにちなんで命名したのが始まり.その後聟島をケータ島と誤用され現在に続いているらしい.

父島を朝出港し,嫁島,媒島をめぐる.以前人が持ち込んだヤギのため植物は食い尽くされてしまった.現在駆除し草木も徐々に戻ってきているそうだ.上空には海鳥,海にはイルカが楽しませてくれる.媒島の次は最終目的地の聟島だが,その中間に針之岩がある,海上から突き出た岩は幻想的である.映画に出てくるような遙かかなたの惑星に来た気分.
針之岩聟島上陸
聟島に近づくと海鳥が頭上と飛ぶ.大型のアホウドリ科の鳥も見られる.いよいよに聟島に上陸だ.小船に乗り替え入り江の浜に上陸.

聟島(アホウドリPのテント村)この浜で昼食をとり,その後ガイドの案内で散策へ出発.直ぐに大きなガジュマルの元にテント村が出現する.アホウドリの繁殖地プロジェクトのスタッフが生活している.ご苦労様です.(このプロジェクトは2006年から2012年まで行われ聟島から巣立ったアホウドリは69羽になる.すでに一部(2012年5月時点7羽)が帰還しているそうだ.)帰還したアホウドリが親として繁殖に成功するのもそう遠くないのではないか.そのときまた聟島を訪れたい.

さらに進むと島の住民だった岩崎亀五郎さんのお墓がある.亀の上に墓石が乗っている.
イワサキカメゴロウの墓聟島

この辺から先は大きな木はなく低い草木のみだ.母島や父島とは全く別世界のようだ.島ごとに全く違う環境も面白い.ここも戦時中は軍施設があったようだ.今でもその跡を見ることができる.目的地の大山に到着.何とも素晴らしい眺め.あと数年したらこの上空をアホウドリが飛ぶ姿を見ることができるだろうか.


-Ap.2011
-Aug.2012 up