~June 2009

FIELD NOTE 2009

October 2009~

July

2009.07.14
梅雨明け 東京 井の頭公園
関東地方も梅雨明けしたもよう.午後から近場の公園に鳥見へ.
気温は高く,じわじわと汗が噴き出てくる.木陰にはいると少しは涼しい.風もあったので助かった.
姿を見せてくれたのはカルガモ,ツミ,キジバト,コゲラ,ヒヨドリ,シジュウカラ,スズメ,ムクドリ,ハシブトガラスなど

2009.07.20~07.25
残念だった日食ツアー 奄美大島
7月20日
日本で46年ぶりに皆既日蝕がみられる.今回奄美大島での観測ツアーに申し込んだ.奄美には固有種の鳥類も多く鳥見も期待できそうだ.
奄美大島に到着すると,とにかく暑い.日差しも痛い.空港から名瀬までバスで移動.車窓から見える青い海,サトウキビ畑など南の島に来たといった感じに浸る.
 
名瀬で昼食をとり,その後街中を散策.街のすぐ後ろまで森が迫っている.そこからアカショウビンの声が聞こえてきた.まさか街中でアカショウビンの声が聞こえるとは思ってもいなかった.
 
7月21日
まず明日の下見として日蝕観測予定地の宇宿漁港へ.下見はそこそこに北に向かい大瀬海岸へ.ここでは地元の人が日蝕前後で鳥に何らかの変化はないか調査していた.今日は鳥が少なく,またアジサシ類も今年は少なかったそうだ.もうすこしすれば渡りのシギ・チドリ類が入ってくるだろうとのことだ.奄美の探鳥のポイントをいろいろ聞くことができた.その後北上しあやまる岬公園,さらに笠利崎の灯台まで車を走らせた.途中ところどころの海岸を双眼鏡で除いたが,鳥影がない.
 
午後は奄美自然観察の森へ向かった.森に入ってすぐオーストンオオアカゲラを発見,さらにルリカケスも難なく見つけることができた.ルリカケスは人になれているのか約2mまで近づいてきた.頭部の瑠璃色は何とも美しい.珍しい鳥だけに見るのも一苦労すると思っていたが地元ではごく普通の鳥のようだ.
また森の中の池にはイモリがいた.腹はやや淡い赤で,本州のアカハライモリとは違うようだ.後で確認したがシリケンイモリというらしい.これも奄美大島と沖縄の固有種だそうだ.
 
7月22日
日蝕当日.朝からどんより曇り空.観測地の奄美大島北部へ移動.その後も天候は変わらず日蝕をむかえる.ときどき雲が薄くなり欠けた太陽を観察することができた.皆既中はコロナも何も見られず,空から太陽の痕跡が消えてしまった感じだ.地上では周囲が暗くなり,すこしひんやりとしている.思わず歓声と拍手が起こる.その約3分後突然空に明るい点が出現.第3接触(皆既の終わり)だ.その後点は大きくなり弧状となる.結局皆既日蝕をはっきりとみることはできなかった.

皆既日食 奄美大島
 
第一接触 09°35′21″
第二接触 10°55′58″
最大食  10°56′53″(食分 1.002)
第三接触 10°57′48″
第四接触 12°22′26″

 
7月23日
朝からどんよりした雲が空一面を占めている.今日は島の南側へ.21日大瀬海岸で会った地元のウォッチャーから教わった山道へ向かう.名瀬から国道を南下し住用町に向かう途中にいくつかのトンネルがあり,その旧道の山道がポイントだそうだ.特に夜間のウォッチングがいいらしい.まずは日中下見へ向かうこととした.旧道に入ったとたんアカショウビンが目の前を飛んでいった.その後も何度もアカショウビンと遭遇.またズアカアオバトも多い.ルリカケス,サンコウチョウなど結構鳥の密度が高い.またリュウキュウイノシシと2回も遭遇した.さらに野生化したヤギも.他の島でもそうだが奄美でも野生化したヤギは問題となっているそうだ.
 
その後住用町のマングローブ原生林を見学.さらに宇検村へ向かい湯湾岳の展望台へ向かうが,とうとう雨が降り出した.しかたなく海岸沿いをドライブし大和村の奄美野生生物保護センターを見学した.
 
7月24日/
やや雲はあるもののほぼ晴れ.朝から日差しが痛い.今日は再度北部へ.まず自然観察の森へ.森に入るとすぐオオトラツグミが歓迎してくれた.地元の人の話では南部の深い森でないと見られないと聞いていただけにびっくり.トラツグミの間違えではないか?トラツグミはこの時期奄美にはいないらしい.その後キョロロンと鳴き声も聞こえた.やはりオオトラツグミのようだ.さらにルリカケスが近くで餌をついばみ,オオアカゲラのコツコツと木の幹を叩いていた.その後海で遊ぶ.奄美の海岸は磯場が多いようだ.珊瑚からできた磯のようだ.北部の海岸の磯場ではしばらく小動物の観察を行った.小さな魚やエビなどが見られたが名前はわからない.結構面白いものもいるんだろうな.
 
夕方日が沈み薄暗くなった頃,夜の観察に昨日通った山道へ.しばらく走るとバサバサとなにかが飛んだ.車の前に現れたのはアマミヤマシギ.車のヘッドライトに照らし出され眩しいのだろう.しばらくじっとしてから茂みの中に消えていった.あまりにも簡単に見ることができてびっくり.さらに奥へ行くとコノハズクの鳴き声が聞こえてきた.残念ながらアマミクロウサギなど哺乳類は出現せず.
 
7月25日
とうとう最終日.ホテルで朝食をとり昨日同様国道の旧道の山道へ.しかし今日は鳥が見られない.そのうち雨も降り出す.昼間は大島紬の観光施設を見学.そこで目の前にオオアカゲラが出現.距離にして5m程度.カメラについていたのは24~70mmのズームレンズ,撮影はしたものの証拠写真程度にしかならなかった.帰りの飛行機まで時間があったので自然観察の森に立ち寄る.時間も昼下がりで気温も上昇,鳥もあまり活発ではないようだ.たいした収穫もないままタイムアウト.飛行機で東京へ帰る.
 
観察種
アオサギ,ダイサギ,コサギ,クロサギ,シロハラクイナ,アマミヤマシギ,キジバト,ズアカアオバト,アカショウビン,オーストンオオアカゲラ,コゲラ,リュウキュウツバメ,ヒヨドリ,イソヒヨドリ,オオトラツグミ,サンコウチョウ,ヤマガラ,メジロ,セッカ,ルリカケス,ハシブトガラス.
リュウキュウコノハズク(鳴き声のみ)
(番外)シリケンイモリ,リュウキュウイノシシ,野生化したヤギ.
 
総括
とにかく日蝕は天候不順で残念であった.
鳥見に関しては結構近くで観察でき大満足.島固有種など珍しい鳥が多いが,簡単に見ることができた.固有種といっても地元ではごく普通の野鳥といった感じなのだろう.鳥見に関しては下見気分であったので300mmレンズの手持ち撮影,また森の中は予想以上に暗い.納得のいく写真は撮れなかったが,ぜひ近いうちに鳥見の旅として再び訪れたい.

August

2009.08.12
おや?羽が… 三番瀬
そろそろシギ・チドリが増えてきただろう.昨日は関東近くを台風が通過したし,何か入っているかもしれない.干満は大きくないが三番瀬へ向かった.
 
船橋側の堤防の先にはシギ・チドリ類が休んでいた.その奥にはカワウが集まっている.カワウは時折海上に向かう.

堤防に囲まれた海上にはカンムリカイツブリとハジロカイツブリが漂っていた.両方とも綺麗な夏羽根だ.
しかしよく見るとカンムリカイツブリの羽が変だ.水鳥は羽の生え替わりのとき一気に抜けてしまう.もちろん次の羽が生えてくるまで飛べない.ちょっと見た目には可哀想だ.
 
その後なぎさを歩く.今日はあまり潮は引かないため.波打ち際に鳥が集まっていた.オオソリハシシギの群れ,その中にオバシギ,キリアイも集まっていた.
 
主な観察種
ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ウミネコ,オオセグロカモメ,コアジサシ,アオサギ,ダイサギ,ダイゼン,シロチドリ,メダイチドリ,オオソリハシシギ,ソリハシシギ,キアシシギ,キョウジョシギ,オバシギ,キリアイ,ツバメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,スズメ,ハシブトガラス.

2009.08.17
先週に引き続き干潟へ 三番瀬
お盆休みも終わり静かな干潟を期待したが,学校はまだ夏休みで干潟には子供連れが多い.干潟も広がっていて鳥はあちこちに散らばっている様子.
 
ポイントも絞れず,干潟を端から端まで歩くことにした.すぐにキアシシギが寄ってきた.キアシシギは警戒心がつよい印象があるが,結構近くまで来て遊んでくれた.その後先週とほぼ同じメンバーを確認した.潮が満ちてきたため昼すぎに鳥見終了.
 
主な観察種
ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ウミネコ,コアジサシ,アオサギ,ダイサギ,ダイゼン,メダイチドリ,オオソリハシシギ,ソリハシシギ,キアシシギ,トウネン,ハマシギ,スズメ.

2009.08.24
青い稲穂の海 埼玉 南古谷
初めての訪問なので今日は下見気分.
緑の囲いが水田地帯.茶の囲いが今回観察した休耕田(点在している.)
JR川越線の南古谷駅下車,そこから徒歩で向かう.駅の東側,線路の南北に広がる水田地帯が目的の場所である.HPによると休耕田がポイントのようだ.線路の北側を歩くが休耕田らしきものはみえない.一面青い稲穂.もうすでに頭を垂れはじめていた.この地区は豊作のようだ.鳥見は凶作か?
 
その後線路南の水田地区へ.線路を渡ってすぐ農家の人が休耕田の位置を教えてくれた.確かに休耕田が点在していたが鳥の方はいまいち.時期が悪かったのか,時間が悪かったのか?(寝坊したため南古谷に到着したのは11時,その後2時までうろうろしていた.)
 
主な観察種
カワウ,カルガモ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,ムナグロ,コチドリ,イソシギ,タシギ,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ,セッカ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス.
猛禽類(種不明,ハヤブサよりやや小さめ)

2009.08.25
静かな干潟 三番瀬〜葛西臨海公園
早朝から三番瀬に向かう.到着時まだ潮は引いていない.しばらくすると潮が引きはじめ,波打ち際に鳥が集まるはずが….1羽のウミネコが飛来しただけ.全くの期待はずれ.その後さらに干潟が広がったが,全体的に鳥は少ない.
 
干潟をあきらめ船橋側の堤防へ.8月12日にみた換羽途中のカンムリカイツブリはやや羽が生えてきたようだ.頻繁に羽繕いをしていた.
左が8月12日,右が25日(前向きで羽ばたいてくれなかった)
昼に三番瀬を後にし,葛西臨海公園に向かうが,ここも鳥は少ないようだ.鳥類園を一周しただけで帰宅した.
 
主な観察種
カンムリカイツブリ,カワウ,カルガモ,ウミネコ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,ダイゼン,シロチドリ,オオソリハシシギ,チュウシャクシギ,キアシシギ,キョウジョシギ,オバシギ,トウネン,ハマシギ,カワセミ,ハクセキレイ.

September

2009.09.27 
久しぶりの鳥見 千葉 三番瀬
9月はチドリ・シギのシーズンだが今月初めての鳥見となった.
潮汐表ではいまいちであったが,三番瀬に向かうと日曜日に加え最近三番瀬でヒメハマシギが出た情報もあり結構鳥見の人がいた.到着時には干潟もそこそこ広がっており鳥も散らばっており,目的の鳥を探すのは難しそうだ.
 
今回はE-620にSIGMAのAPO50-500mmF4-6.3EX DGの組み合わせでの撮影テストも兼ねており,歩き回らず,近くの鳥を撮っていくことにした.干潟に入るとすぐトウネンやミユビシギが近づいてきた.今日は鳥たちは結構活発に動きまわっていた.その後キリアリも結構近くで見ることができた.
時々ダイサギが集結し乱舞していた.この時期のこの行動は何の意味があるのだろう?
 
その後ヨーロッパトウネンが出たとの情報があり向かうが,見てもよく分からない.鑑別の難しさを熟々感じた.
結局ヒメハマシギは見つけることはできなかった.
 
おまけ)
帰りの京葉線で外人さんから「大きな三脚持ってますね.何を撮るんですか」と声をかけられた.本人もEOS40DやHasselを持っており子供の写真など撮っているそうだ.特にフィルムカメラが好きと言っていた.以前OMシリーズなど使っていた話しをしたら,「マイタニはすばらしいカメラを作った」と言い出した.結構OLYMPUS好きのようで米谷カメラをべた褒めしていた.
 
主な観察種
カワウ,ウミネコ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,ミヤコドリ,ダイゼン,シロチドリ,メダイチドリ,オオソリハシシギ,ミユビシギ,トウネン,ハマシギ,キリアイ,ハクセキレイ.